経営方針発表会を実施する意味・効果(3)
3.仕事(事業)の原点を確認する
会社の業績が悪化したり不祥事が起こると、「原点に帰れ」、「原点回帰」とよく言われます。
「原点に帰る」とは創業時の精神に立ち戻ることです。
事業が創業された時は、扱う商品やサービスが少なく社員も少ないため、事業や仕事の意味が分かりやすく、理解できていました。また一人が行う仕事の範囲が広いため、意識しなくても全社的な視点で仕事をこなしていました。自分たちが
「何のために事業をやっているのか」
「誰のために仕事をやっているのか」
を皆がよく理解できていました。
創業時は仕事の意義や理念、使命を説明しなくても、社員はそれを実感をしながら仕事に取り組むことができます。
「原点に帰れ」とは「自分たちの事業や仕事の意義を見つめ直しなさい」、「経営理念や経営哲学を確認しなさい」ということです。
経営方針発表会が大切な理由の一つは、自分たちの「仕事(事業)の原点を確認する」ことです。
事業が大きくなると、商品や事業の幅が拡大し、働く人も多くなります。そうなると、業務を分業化し、組織を部門別(職種別)に分けていくことになります。分けることで、複雑な業務や膨大な業務を効率的に処理することができます。しかし一方で、分けることのデメリットも出てきます。
シンプルであったものが複雑になり、見えていたものが見えなくなります。
規模が小さな時には、意識しなくても事業の意義や使命を感じながら仕事に取り組んでいました。しかし規模の拡大とともに、それが難しくなります。
意識して本質的なことを考え、振り返る機会をつくることが大切
になります。
それは業績の悪化や不祥事の発生した時に行うことでありません。定期的に行うことが必要です。それが、年度初めに行う経営方針発表会です。
経営方針発表会は、1年に1回、社員全員で創業時の原点である自分たちがやっている仕事(事業)の意義や使命を見つめ直す重要な機会といえます。
経営方針発表会の様子
『焦点がはっきりした明確な共通の使命だけが、組織を一本化し、成果を上げさせる。明確な使命がなければ、直ちに組織は組織としての価値と信頼を失う』(ピーター・F・ドラッカー)
『経営には一貫した哲学がいるんです。自分がこうだと思ったら、世の中がどう動こうと誰がなんと言おうと、それを堅持していかなければならない』(日本マクドナルド、日本トイザらスの創業者:藤田 田)

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「原点に帰る」とは創業時の精神に立ち戻ることです。
事業が創業された時は、扱う商品やサービスが少なく社員も少ないため、事業や仕事の意味が分かりやすく、理解できていました。また一人が行う仕事の範囲が広いため、意識しなくても全社的な視点で仕事をこなしていました。自分たちが
「何のために事業をやっているのか」
「誰のために仕事をやっているのか」
を皆がよく理解できていました。
創業時は仕事の意義や理念、使命を説明しなくても、社員はそれを実感をしながら仕事に取り組むことができます。
「原点に帰れ」とは「自分たちの事業や仕事の意義を見つめ直しなさい」、「経営理念や経営哲学を確認しなさい」ということです。
経営方針発表会が大切な理由の一つは、自分たちの「仕事(事業)の原点を確認する」ことです。
事業が大きくなると、商品や事業の幅が拡大し、働く人も多くなります。そうなると、業務を分業化し、組織を部門別(職種別)に分けていくことになります。分けることで、複雑な業務や膨大な業務を効率的に処理することができます。しかし一方で、分けることのデメリットも出てきます。
シンプルであったものが複雑になり、見えていたものが見えなくなります。
規模が小さな時には、意識しなくても事業の意義や使命を感じながら仕事に取り組んでいました。しかし規模の拡大とともに、それが難しくなります。
意識して本質的なことを考え、振り返る機会をつくることが大切
になります。
それは業績の悪化や不祥事の発生した時に行うことでありません。定期的に行うことが必要です。それが、年度初めに行う経営方針発表会です。
経営方針発表会は、1年に1回、社員全員で創業時の原点である自分たちがやっている仕事(事業)の意義や使命を見つめ直す重要な機会といえます。

経営方針発表会の様子
『焦点がはっきりした明確な共通の使命だけが、組織を一本化し、成果を上げさせる。明確な使命がなければ、直ちに組織は組織としての価値と信頼を失う』(ピーター・F・ドラッカー)
『経営には一貫した哲学がいるんです。自分がこうだと思ったら、世の中がどう動こうと誰がなんと言おうと、それを堅持していかなければならない』(日本マクドナルド、日本トイザらスの創業者:藤田 田)



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