経営方針発表会を実施する意味・効果(2)
2.心を改め、新しい流れをつくる
前回は方針発表会を行う意味は、「組織と個人のベクトル合わせ」であることをお話ししました。その他には、経営方針発表会を行うことで「心を改め、新しい流れをつくる」効果があります。
私たちは年末の年の瀬が近づくと、大掃除やあいさつ回りをして忙しく動き回ります。新年を迎える準備をします。そして元日を迎えると、誰もが新たな気持ちになります。「経営方針発表会」も同じような意味があります。
よく考えてみると、大晦日(12/31)と元日(1/1)のたった1日で、大きく季節や気候が変わるわけではありません。
変わるのは私たちの気持ちです。新年を祝うことは、私たちが古くから日常生活に取り入れ、大事にしている習慣です。元日があるから去年(過去)にケジメをつけ、新たな気持ちで新年をスタートすることができます。
事業経営において、この元日にあたるのが「経営方針発表会」です。
それを行うことで、過去の事業活動のケジメがつき、新たな目標を持って新年度をスタートできます。
私たちの日常の多くの仕事は、同じことが繰り返されるルーチンな仕事です。
特に事業が順調な会社ほど、仕事に変化がなく退屈です。仕事が標準化され、問題が発生した時の対応が事前に準備され、問題対応に追われることがなく、仕事はスムーズに進んでいきます。問題処理にバタバタすることが少ない。
しかし人は変化がなく同じ仕事を続けると、マンネリになる。独創性や新鮮さを失っていく。
そして独創性や新鮮さを失った会社は変化力を失い、経営環境の変化に適応できず、やがて衰退していく。
そうならないためには、どこかでケジメ(区切り)をつけ、新たな流れを作ることが大切です。
昔の事業家たちも同じように考えていました。江戸時代の商人は商売をする上で、「始末・算用・才覚」の3つを大切にしていたといわれています。
「始末」とは、文字通り、物事の始めと終わりです。「始末する」とは、商売(事業活動)の始めと終わりにケジメをつけ、ピタリと合うように帳尻を合わせることです。
過去にきちんと始末(ケジメ)をつけることで、新たなスタートができます。
「経営方針発表会」で、昨年度(過去)の事業活動に「始末」をつけ、心を改め新しい流れをつくりましょう!
『水の流れも澱めば腐る。経営も日に日に新しい流れがなくてはいけない。そうでないと、衰え、進歩が止まってしまう』(松下幸之助)
『新しい門出をする者には新しい道がひらける』(相田みつを)

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前回は方針発表会を行う意味は、「組織と個人のベクトル合わせ」であることをお話ししました。その他には、経営方針発表会を行うことで「心を改め、新しい流れをつくる」効果があります。
私たちは年末の年の瀬が近づくと、大掃除やあいさつ回りをして忙しく動き回ります。新年を迎える準備をします。そして元日を迎えると、誰もが新たな気持ちになります。「経営方針発表会」も同じような意味があります。
よく考えてみると、大晦日(12/31)と元日(1/1)のたった1日で、大きく季節や気候が変わるわけではありません。
変わるのは私たちの気持ちです。新年を祝うことは、私たちが古くから日常生活に取り入れ、大事にしている習慣です。元日があるから去年(過去)にケジメをつけ、新たな気持ちで新年をスタートすることができます。
事業経営において、この元日にあたるのが「経営方針発表会」です。
それを行うことで、過去の事業活動のケジメがつき、新たな目標を持って新年度をスタートできます。
私たちの日常の多くの仕事は、同じことが繰り返されるルーチンな仕事です。
特に事業が順調な会社ほど、仕事に変化がなく退屈です。仕事が標準化され、問題が発生した時の対応が事前に準備され、問題対応に追われることがなく、仕事はスムーズに進んでいきます。問題処理にバタバタすることが少ない。
しかし人は変化がなく同じ仕事を続けると、マンネリになる。独創性や新鮮さを失っていく。
そして独創性や新鮮さを失った会社は変化力を失い、経営環境の変化に適応できず、やがて衰退していく。
そうならないためには、どこかでケジメ(区切り)をつけ、新たな流れを作ることが大切です。
昔の事業家たちも同じように考えていました。江戸時代の商人は商売をする上で、「始末・算用・才覚」の3つを大切にしていたといわれています。
「始末」とは、文字通り、物事の始めと終わりです。「始末する」とは、商売(事業活動)の始めと終わりにケジメをつけ、ピタリと合うように帳尻を合わせることです。
過去にきちんと始末(ケジメ)をつけることで、新たなスタートができます。
「経営方針発表会」で、昨年度(過去)の事業活動に「始末」をつけ、心を改め新しい流れをつくりましょう!
『水の流れも澱めば腐る。経営も日に日に新しい流れがなくてはいけない。そうでないと、衰え、進歩が止まってしまう』(松下幸之助)
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