カレーうどん比較(1)
久しぶりにうどんネタです。
讃岐うどんで最も多くの人が食べるうどんが「かけうどん」です。ダシの中にうどんが入った最もシンプルなうどんです。麺とダシの味が一番よくわかります。また、うどんの中で最も安いものがこの「かけうどん」です。
一方、うどん屋のメニューの中で、注文する人が少ないのが「カレーうどん」です。
讃岐うどん屋のカレーうどんは、食べる時に気をつけないとカレーのつゆがよく飛んで服につきます。麺のツヤ・コシと、つゆとの相性が影響しているのかもしれません。
さらに、全くと言っていいほど食べられないうどんが、前に記事で書いた「味噌煮込みうどん」です。メニューにはいっているうどん屋はほとんどありません。
讃岐の人は「味噌煮込みうどん」をうどんとして認めていないのかもしれません? (私はおいしいと思うのだが・・・。)
味噌煮込みうどんは讃岐うどんとは、麺を含めて全く異なります。(以前の記事参照)
今回は、讃岐うどんの中でもあまり食べられない「カレーうどん」を比較してみました。対象には讃岐うどん屋以外の「カレーうどん」も取り上げています。
比べてみると、これほど店によって「カレーうどん」が異なっているとは思いませんでした。
◆ 様々な「カレーうどん」 ◆
若鯱屋(名古屋)の「揚げ茄子カレーうどん」
名古屋名物カレーうどん専門店のうどんで、麺もルーもカレーうどん用に作られています。ルーの中で特太麺が泳いでいます。
カレーうどん専門店だけあって、商品完成度が高く、大変おいしいうどんです。
しかし、この揚げ茄子カレーうどんの価格はなんと960円です。普通のカレーうどんでも840円します。讃岐うどんの2倍以上の値段です。
たも屋のカレーうどん「たもっちゃんカレー」
麺にしっかりとカレールーがかかっています。カレーは家庭で食べる味に近く、ライスにかけてもおいしく食べられそうです。麺とルーのバランスが良いです。
「うわさのカレーうどん」と謳っているだけあって、力を入れて商品開発したことがうかがえます。
値段は380円(小)です。すごく商品パフォーマンスが高いと思います。
天狗の「肉カレーうどん」
普通のカレーうどんは350円ですが、この「肉カレーうどん」は+30円の380円(1玉)です。
見てわかるように、少なめのダシのかけうどんの上にカレーのルーとたくさんの肉がのっかっています。
カレーの味の完成度は高くはないけれど、リーズナブルでおいしく食べられるうどんです。"お得です"
はなまるうどんの「カレーうどん」
麺にカレーのルーがたっぷりとかかっています。ルーには肉などの具が入っていますが、スパイスがあまり効いていません。味が薄いです。
価格は399円ですが、商品品質(麺とルーの味)を考えるとあまりお得感を感じません。
根っこの「和風たまカレーうどん」
カレーのルーに溶き卵が入っています。"和風"の名称がついているように、うどんのダシつゆをベースにカレー味がついています。そうかといって味が薄いわけでなく、しっかりとスパイスの味がきいています。
他の店のカレーうどんとは異なっていますが、「このカレーうどんもありだ」と思います。価格は390円です。
また、うどん以外のサイドメニューがすごく豊富です。
ぼっこ屋の「カレーうどん」
値段が300円(小)で、安いです。麺が柔らかく、カレーのルーはスパイスがあまり効いていません。
しっかしした味やコシのある麺を好む人には、今一つ物足らないかもしれません。
まるいちの「カレーうどん」
たっぷりのつゆの中にうどんが入っています。見かけ通りダシの色は薄く、味も薄いです。
値段は380円で高くはないのですが、商品完成度も高くはありません。
カレー以外のうどんはいいのだけれど、これはちょっと残念といった感じです。
みやいの「カレーうどん」
食べたうどんの中で値段が一番安く、290円(1玉)でした。
見かけはかけうどんに見えますが、つゆはカレー味がしっかりします。具は揚げと玉ねぎ、かまぼこでシンプルです。つゆは少しとろみがあります。
田舎のうどん屋がカレー味のかけうどんをつくるとこうなるんだろうなと思わせるカレーうどんです。
大島製麺の「カレーうどん」
小さな肉や具が入ったカレーがかけられています。カレーの味は薄く、スパイスもあまり効いていません。メニューの中では本流でなく、亜流のうどんなんだろうと思います。
値段は310円(小)と安いので、こんなものだろうなぁと感じました。
上の店以外でも様々なカレーうどんを食べましたが、店によってこんなに違いがあるとは思いませんでした。他のうどんはどの店もそんなに変わることは少ないですが、カレーうどんに限っては多種多様です。
またカレーうどんを大きく分類すると、<ソース系>と<スープ系>の2つに分けられるようです。
ソース系(sauce):うどん麺の上に具の入ったカレーのルーがかかっている
スープ系(soup):たっぷりカレー味のダシつゆの中にうどんの麺が入っている
ソースとスープの中間のようなカレーうどんもありますが、2つに分類してみました。
ソース系:たも屋、天狗、はなまる、ぼっこ屋、大島製麺
スープ系:若鯱屋、根っこ、まるいち、みやい
「カレーうどん比較」(1) by TEAM KAMATAMA

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讃岐うどんで最も多くの人が食べるうどんが「かけうどん」です。ダシの中にうどんが入った最もシンプルなうどんです。麺とダシの味が一番よくわかります。また、うどんの中で最も安いものがこの「かけうどん」です。
一方、うどん屋のメニューの中で、注文する人が少ないのが「カレーうどん」です。
讃岐うどん屋のカレーうどんは、食べる時に気をつけないとカレーのつゆがよく飛んで服につきます。麺のツヤ・コシと、つゆとの相性が影響しているのかもしれません。
さらに、全くと言っていいほど食べられないうどんが、前に記事で書いた「味噌煮込みうどん」です。メニューにはいっているうどん屋はほとんどありません。
讃岐の人は「味噌煮込みうどん」をうどんとして認めていないのかもしれません? (私はおいしいと思うのだが・・・。)
味噌煮込みうどんは讃岐うどんとは、麺を含めて全く異なります。(以前の記事参照)
今回は、讃岐うどんの中でもあまり食べられない「カレーうどん」を比較してみました。対象には讃岐うどん屋以外の「カレーうどん」も取り上げています。
比べてみると、これほど店によって「カレーうどん」が異なっているとは思いませんでした。
◆ 様々な「カレーうどん」 ◆

若鯱屋(名古屋)の「揚げ茄子カレーうどん」
名古屋名物カレーうどん専門店のうどんで、麺もルーもカレーうどん用に作られています。ルーの中で特太麺が泳いでいます。
カレーうどん専門店だけあって、商品完成度が高く、大変おいしいうどんです。
しかし、この揚げ茄子カレーうどんの価格はなんと960円です。普通のカレーうどんでも840円します。讃岐うどんの2倍以上の値段です。


たも屋のカレーうどん「たもっちゃんカレー」
麺にしっかりとカレールーがかかっています。カレーは家庭で食べる味に近く、ライスにかけてもおいしく食べられそうです。麺とルーのバランスが良いです。
「うわさのカレーうどん」と謳っているだけあって、力を入れて商品開発したことがうかがえます。
値段は380円(小)です。すごく商品パフォーマンスが高いと思います。


天狗の「肉カレーうどん」
普通のカレーうどんは350円ですが、この「肉カレーうどん」は+30円の380円(1玉)です。
見てわかるように、少なめのダシのかけうどんの上にカレーのルーとたくさんの肉がのっかっています。
カレーの味の完成度は高くはないけれど、リーズナブルでおいしく食べられるうどんです。"お得です"


はなまるうどんの「カレーうどん」
麺にカレーのルーがたっぷりとかかっています。ルーには肉などの具が入っていますが、スパイスがあまり効いていません。味が薄いです。
価格は399円ですが、商品品質(麺とルーの味)を考えるとあまりお得感を感じません。


根っこの「和風たまカレーうどん」
カレーのルーに溶き卵が入っています。"和風"の名称がついているように、うどんのダシつゆをベースにカレー味がついています。そうかといって味が薄いわけでなく、しっかりとスパイスの味がきいています。
他の店のカレーうどんとは異なっていますが、「このカレーうどんもありだ」と思います。価格は390円です。
また、うどん以外のサイドメニューがすごく豊富です。


ぼっこ屋の「カレーうどん」
値段が300円(小)で、安いです。麺が柔らかく、カレーのルーはスパイスがあまり効いていません。
しっかしした味やコシのある麺を好む人には、今一つ物足らないかもしれません。


まるいちの「カレーうどん」
たっぷりのつゆの中にうどんが入っています。見かけ通りダシの色は薄く、味も薄いです。
値段は380円で高くはないのですが、商品完成度も高くはありません。
カレー以外のうどんはいいのだけれど、これはちょっと残念といった感じです。

みやいの「カレーうどん」
食べたうどんの中で値段が一番安く、290円(1玉)でした。
見かけはかけうどんに見えますが、つゆはカレー味がしっかりします。具は揚げと玉ねぎ、かまぼこでシンプルです。つゆは少しとろみがあります。
田舎のうどん屋がカレー味のかけうどんをつくるとこうなるんだろうなと思わせるカレーうどんです。


大島製麺の「カレーうどん」
小さな肉や具が入ったカレーがかけられています。カレーの味は薄く、スパイスもあまり効いていません。メニューの中では本流でなく、亜流のうどんなんだろうと思います。
値段は310円(小)と安いので、こんなものだろうなぁと感じました。
上の店以外でも様々なカレーうどんを食べましたが、店によってこんなに違いがあるとは思いませんでした。他のうどんはどの店もそんなに変わることは少ないですが、カレーうどんに限っては多種多様です。
またカレーうどんを大きく分類すると、<ソース系>と<スープ系>の2つに分けられるようです。
ソース系(sauce):うどん麺の上に具の入ったカレーのルーがかかっている
スープ系(soup):たっぷりカレー味のダシつゆの中にうどんの麺が入っている
ソースとスープの中間のようなカレーうどんもありますが、2つに分類してみました。
ソース系:たも屋、天狗、はなまる、ぼっこ屋、大島製麺
スープ系:若鯱屋、根っこ、まるいち、みやい
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ジャンル : グルメ